家庭科の授業、「茹でる」で終わりにせず時短技を教えてもいいと思う
5年生の家庭科の授業でゆで卵を作ったという息子。
聞いてみると「鍋に水を入れて卵を入れてゆでる」という基本のやり方。
卵の殻もつるんと剥けた子もいたけど、ボロボロになってしまった子もいたとか。
教科書を見せてもらうと、確かに「ゆでる調理をしよう」というページに卵、じゃがいも、ホウレンソウなどのゆで方が載っていました。
基本ですね、確かに。でも…!
もっと実践的な内容を
私は今じゃがいも、カボチャなどはレンチンして柔らかくします。
ブロッコリーも茹でるよりレンチンの方が栄養素が逃げないとのことなので基本茹でません。
ゆで卵も水から茹でることはなく、下記の方法をテレビで知ってからはこの方法でしか作っていません。
フライパンに少量の水と卵を入れ、あとは蓋をして蒸気におまかせ。
早いし、水もほとんど使わないし、茹でる前に少し卵にヒビを入れておけばツルンと剥けるの間違いなし。
家庭科の先生が知らないのかもしれませんが「こんな時短の方法もあるんだよ」と紹介してもいいのではないかと思います。
みそ汁の作り方のページもだしの取り方から始まっています。
確かに基本中の基本を教えておくのは大事です。
しかし、子どもたちが一人暮らしや結婚をして自炊するようになって役に立つのは間違いなく時短の調理技ではないでしょうか?
・冷凍うどんも茹でなくてもレンチンできる
・肉やパンも冷凍できる
・下味冷凍すると細胞が壊れて味が染みて美味しい
・ポリ袋を使うと汚れず簡単に作れる
などなど、私はどれも自分が主婦になってテレビや雑誌で知りましたが、より実生活で役立つ知識、技も教えていいと思います。
ついでに断捨離も
教科書を見ると「茹でる」調理の次は、「身の回りの整理整頓をしよう」という項目でした。
ざっくりした流れは
・物の置き場所を決める
・分類する
・不要なものはリサイクルに回すなどしてゴミを減らそう
といった感じです。
最後の「不要なものはリサイクルに回すなどしてゴミを減らそう」というところで、「本当は必要ではないものを買ってしまったのではないか振り返ろう」と1行でサラっと書いていますが、断捨離方法なんかも是非子どもたちに教えてほしい。
うちの子は、たまにスイッチが入ると自分の引き出しの中をキレイに整頓するのですが、整頓したことに満足してしまい、使い勝手まで考えて収納できません。
まだ子どもなのでそこまでは難しいのでしょう。
「だったら物を減らそうよ」という話をしているのですが、特に娘の方はお年玉で衝動買いをしてしまい結局所有物を自己管理できていません。
限られた授業時間、特に家庭科は1週間に2時間あるかないかだと思いますが、可能であればもう一歩踏み込んだものにしていただきたい。
そして子どもが断捨離を自ら実践してくれたら親の片づけの負担がきっと減るはず!
家事力
今は男子も女子も家庭科の授業を受けます。
そして共働きが増える中、男女問わず家事力があれば分担もしやすくなるはず。
家事の時短技も日々雑誌やネットで紹介されているので、そういう情報を取り入れ自分でアップデートしていく必要はあります。だから今教えた内容は子どもたちが大人になる頃には古いやり方になっているかもしれませんが、少なくとも現代の家庭科の教科書には「茹でる」以外に電子レンジを使えば時短になるという知識も盛り込んでいいと思います。
これから長い長い夏休み…
学校だけでなく、家庭でも機会があればどんどん教えていこうと思います。