アンガーマネジメントに苦戦。親の対応を見つめ直す
怒ると物を壊してしまう
4年生の息子は、昔から怒るとすぐ物に当たる癖があります。
最近は力も強くなり、通信講座の付録でもらった計算機みたいなものを破壊してしまいました。
こんなことが月1くらいで起こります。
幼稚園の頃からこの物に当たる癖が改善されず、私もどうしたものかと悩み中。
幼稚園の時は、連絡帳を怒りにまかせて、ぐちゃぐちゃにされました。
「連絡帳の代わりのノートは、いくらでもあるけど、これは先生とお母さんがやり取りする大事なノート。ぐちゃぐちゃにしても、何もならないし、ぐちゃぐちゃのノートを使い続ければ、いつまでもその時の気持ちを思い出してしまうから、やめようね」
と話したのですが、小学校に行っても嫌なことがあると、ノートをぐちゃぐちゃにしたり、消しゴムをちぎったり、筆箱に鉛筆で穴をあけたり…
あー、今日も何か嫌なことがあったのか
と思うのですが、その度に新しいものを買えば、永遠に壊し続けるだろうし、ブレーキをかけられないと思い、使えるものはそのまま使わせています。
怒る原因は些細な事
家で怒る原因は様々ですが、大抵漢字が思うように覚えられずに怒っています。
「それなら練習すればいいのに」と思うのですが、書くこと自体があまり好きではないので、覚えられないんです。
そのうち怒りだし、紙をぐちゃぐちゃにしたり、嫌な言葉を言い出すので、私に注意され、怒って別室に行き何かを壊すのです。
できないリフティング
息子はサッカーをスポーツクラブで習っていて、そこで月一回、リフティングのテストがあるのですが、ここでもできない自分に怒りだします。
公園で練習しても、すぐできないと怒りだし、無理に続ければボールをめちゃくちゃ蹴る始末…
私も
「こりゃリフティングずっとできないな」
と心の中で諦めていたんです。
練習そのものができないんですから…
怒りを上手にコントロールできないと、後々の人生で自分が損をするのは目に見えているので、何とかさせてあげたい。
だから私も息子が怒って物を壊してしまった時は、次に怒らないようにするためにどうしたらいいかなど息子と話し合いは重ねてきましたが、あまり効果はありませんでした。
サッカーのコーチが変えてくれたこと
ところが、2年くらい前にサッカーのコーチがたまたま別の人になって息子に変化が現れたんです!
前のコーチは、基本的には楽しくサッカーをやらせてくれるのですが、注意する時は怖い。
息子がリフティングできずに怒ってボールを思い切り蹴ったりすると
「おい、変なとこ蹴んなよー。」
「ちゃんと練習しよう」
といった声かけ。
現コーチは、近所のお兄さん的な感じで、リフティングができず怒る息子に、冷静にコツを教え続けてくれました。
声かけは
「あ、惜しいなぁ。こういう風にしてみるといいよ」
「いいね、いいね。あとは、こうすればいいよ」
と言った感じでポジティブな言葉がけが多く、言い方も笑顔で優しい。
このアプローチが息子には良かったようで、利き足でリフティング3回もできなかった息子が左右の足で10回できるようになり、練習も黙々と1時間くらい続けられるようになったんです。
「リフティング」という言葉だけでもやる気を失い、5分も練習できなかった息子が、コーチのアプローチの仕方でこんなに変わるのかと感動しました。
親の関わり方
怒りをコントロールできない息子を見ていて、私もなるべく冷静に対応するよう心がけていました。
でもサッカーのコーチを見ていると、息子が冷静に自分と向き合うためには、私の接し方も改善する必要があると思うようになりました。
冷静に対応しているつもりでも、何年も変わらない息子の怒り癖に対して、
私の諦めというか、呆れた様子が伝わってるんだと思います。
理想とした親になかなかなれず恥ずかしい限りです。
本人だけにアンガーマネジメントをやらせようとせず、親としての関わり方ももう一度見つめ直し、サッカーのコーチをお手本に改善していきたいです。